Agents & Manager の記事一覧
複数の AI エージェントを協調させるマルチエージェント開発のカテゴリです。Manager Surface による統率、オーケストレーション設計、暴走やループの防止、無人運用の監視まで、エージェント活用の実践知を集めています。
「いつもの感覚」で決めている判断を、エージェントに渡せる文章に直す手順
頭の中だけにある判断基準を、Antigravity のエージェントが同じように使える文章へ直す手順です。過去の事例で試し、ずれた箇所だけ直す小さな検証つきです。
一本だけ止めたい子エージェントが、残りの七本を道連れにしないように
並列に走らせた子エージェントの一本だけを止めたい夜、Antigravity・Claude Code・Gemini CLI で「止まる範囲」がどう違うかを見比べ、止めた子の途中出力が残りに混ざらない置き場所の分け方と統合スクリプトを書き残します。
無人実行のエージェントが設定ファイルを書き換えたら戻す、小さな番人スクリプトの組み方
読み取り専用にしたはずの枠をエージェント自身が設定ファイルごと広げてしまう、という報告を読んで、夜間の無人実行を外側から包む番人を組みました。実行前後の指紋比較・退避と復元・打ち切り時間の3点を、動くコードでお伝えします。
Antigravity の Scheduled Tasks を組んでも走らないとき、sidecar.json と enabled を順に確かめます
Antigravity 2.0 の Scheduled Tasks が予定時刻に走らないときの切り分け手順です。sidecar.json の置き場所と ID、config.json の有効化、sidecar_data のログを順に確かめます。
/boost が「検証済み」と返してきたとき、その worktree に何が無かったのかを先に数えています
Antigravity の /boost は使い捨ての隔離ワークツリーでテストを走らせます。手元のビルドが git に入っていないファイルへ依存していると、その検証は別の木の上で通ります。ずれを先に数える手順を書き残します。
WordPress のサーバー移行で、切り替え前に投稿を三度数え直しています
共有サーバーの移行機能が出す「コピー完了」は、コピーを始めた時点の写しでした。切り替え前に旧新の投稿を全数で照合する手順と、エージェントに任せた範囲の線引きを書き残します。
エージェントの定期実行で、失敗より先に「走らなかった」を疑うようになりました
定期実行の台帳は成功率100%のまま、夕方の枠だけが二週間走っていませんでした。期待発火表と実行台帳を突合して欠落を出す監査を、cron 展開・終了コード・台帳の書き方の実測とあわせて書き残します。
any_of と書いたカスタムツールは、エラーを出さないまま制約を失います
カスタムツールのパラメータ定義に含まれる綴りゆれのうち、どれが落ちてどれが黙って通るかを 10 種類で確かめました。正規化が入ったあとに引数の合否がどう変わるかと、事前の棚卸し手順もあわせて書き残します。
エージェントの実効スコープを書き出しておくと、既定が変わった日に気づけます
Antigravity 1.1.25 で、Markdown 定義のカスタムエージェントが既定で周囲のスキル・ルール・サブエージェントを継承するようになりました。絞ったつもりのエージェントが更新後に広がっていないかを、実効スコープの JSON スナップショットと差分で確かめる手順を書き残します。
数百ファイルを一気に書き出させるか、区切って書かせるか
エージェントに大量のファイルを生成させたとき、遅さの正体は書き込みではなくファイル監視側の再スキャンでした。書き出し方を4通り実測して、どこで区切るべきかを判断できるようにします。
@ 取り込みで規約ファイルを分けたとき、何が減って何が減らないか
Antigravity 2.11.0 の @path/to/file 取り込みで規約ファイルを分割し、実際のリポジトリ群で分割前後を計測しました。保守量は62%減った一方、1セッションの読み込み量は1.7%しか減りません。解決基準の取り違えが欠落として現れる仕組みと、その検出コードまで。
Git が追跡しているのにエージェントが読めないファイルは、どこで外れているか
エージェントのコード検索が返した2ファイルに対し、git grep は6ファイルを返しました。追跡済みのファイルが検索から静かに落ちる3つの経路を合成リポジトリと運用中のリポジトリで実測し、除外理由の特定手順と戻し方をまとめました。
Antigravity CLI の継承設定は description の重なりを見てから決めています
CLI 1.1.14 で markdown 定義エージェントの継承が inheritCustomizations 一本にまとまりました。手元の 47 本のスキルを実際に棚卸しして、継承を有効にするかどうかをコンテキスト量ではなく description の重なりで決めるまでの記録です。
サブエージェントが完了せず止まるとき、親側の未承認アーティファクトを先に確認する
サブエージェントに任せた工程が朝まで終わっていない。原因が子ではなく親の承認待ちだったときの切り分け方を、ログから滞留を洗い出す短いスクリプトと、8月に入った「always proceeds」の使いどころ、自動承認をどこで止めるかの判断とあわせてまとめました。
Canary 継続配信になった Android 17 で、エージェントには「報告しない条件」から先に渡しました
Android 17 が Developer Preview をやめて Canary の継続配信に切り替わり、検証の締め切りが自分の側に移りました。更新を追う担当をエージェントへ渡すにあたり、報告の条件ではなく沈黙の条件から設計した記録です。
変更したファイルからテストを選ばせたら、9 割が「該当なし」でした — import グラフで届く範囲を 3 リポジトリで測る
変更ファイル起点でテストを選ばせたところ、9割の変更で対象が0本になりました。import グラフの到達範囲を3つのリポジトリで実測し、バレルファイルが経路を広げる問題や、選択契約を組み直すまでの過程を、実測データを添えた記録としてまとめています。
同じ履歴を読むのに 38 秒と 0.4 秒 — 読み取り専用になった .git をエージェントへどう渡すか
Antigravity CLI 1.1.10 でサンドボックスから .git を読み取り専用で参照できるようになりました。履歴要約を毎セッション渡すための実装を2通り書いて実測し、約100倍の速度差とその原因、shallow clone で集計が静かに壊れる問題への対処をまとめます。
agent.md の綴り誤りが権限を広げていた — frontmatter を厳格に検証する lint を書く
agent.md の frontmatter は綴りを間違えてもエラーになりません。既定値へ静かに落ちた結果、意図と逆の権限が適用されていた実例と、権限キーだけを厳しく検証する lint の実装・実測を記録しました。
何本作ったかを指標にするのをやめた — 生成エージェントに「棄権」という結果を持たせる設計
バックグラウンドで走る生成エージェントの合否を『作った数』で測ると、品質ゲートは静かに緩んでいきます。ACCEPT / ABSTAIN / REJECT の三値と、棄権を成功として数えるSLO設計を、実運用のコードと実測とともに整理します。
並列エージェントに実行環境をリースする — ポート帯・DBスキーマ・devサーバを1エージェント1環境で分離する設計
Antigravity 2.0 の真の並列実行で複数エージェントが同じポート・DB・devサーバに衝突する問題を、1エージェント1環境をリースする設計で解きます。ポート帯の決定的割り当てとスキーマ複製の実装、実測値つきです。
作業フォルダの外に書けてしまった朝 — 無人実行の書き込み先を1関数で検札する
Antigravity CLI 1.1.3 で、always-proceed のときワークスペース外への書き込みが誤って自動承認されていた不具合が塞がれました。無人実行の書き込み先を、正規化と包含判定だけで検札する小さなガードを、すり抜け試験つきでまとめます。
エージェントに任せるコード検索を契約として書く — /codesearch の正規表現既定を実測で読み直す
Antigravity CLI 1.1.3 の /codesearch はクエリを既定で正規表現として解釈します。979本のMDXを抱えるリポジトリで正規表現とリテラルの差を実測し、過剰ヒット・4.5MBの出力・静かなずれを避けるクエリ設計をまとめました。
エージェントに渡した参照メモの7割は届いていませんでした — head で切る運用の限界を測った記録
head で行数を切って渡していた参照メモの7割がエージェントに届いていなかった、という実測に基づく記録です。行数ではなくセクション単位の契約で切り取り境界を設計し直し、予算内で何を残すかを決めるまでの過程を、検証データとともにまとめています。
AGENTS.md を厚くするほどルールが守られなくなった — 遵守率を計測して指示を削るまで
AGENTS.md を厚くするほどルールが守られなくなる現象を、ルールを述語に分解して3週間分の遵守率として計測しました。console.log 残留の見逃しから始まった検証と、残すルール・lint に移すルールを分けて書き直すまでの一部始終を記録しています。
作業中のエージェントに、次の指示をいつ渡すか — 待つ・割り込む・積むを実運用で測りました
Antigravity v2.3.0 で入ったメッセージのキューイングと Send Now。待つ・割り込む・積むの三択を同じ物差しで測り、積んだ指示が古くなる問題と、前提スタンプで手戻りを22%から9%へ下げた記録をまとめました。
エージェントのコミットに .bak が混じる — 自動修正ツールの副産物がリポジトリに入る原因と対処
エージェントに --fix 系ツールを走らせた後のコミットに .bak や .orig が紛れ込む症状について、再現条件と原因、ステージ範囲の限定・副産物の即時掃除・pre-commit での拡張子ゲートという3つの対処をまとめました。
ls には見えるのに、エージェントが開けない — 日本語ファイル名が macOS と Linux で別物になるとき
エージェントが「そのファイルは存在しません」と言い、ターミナルの ls には確かに写っている。三日かけて同期を疑った末に辿り着いたのは、濁点が一文字ではなかったという事実でした。検出スクリプトと三層ゲートまで残します。
AGENTS.md を一行直したら挙動が崩れた — 指示そのものを回帰テストする仕組み
エージェントに渡す指示(AGENTS.md やスキル文)を直すたびに、別のタスクが静かに壊れます。コードでなく指示を被験体にした回帰ハーネスを、固定タスク集と決定的アサーションで実装し、無人運用に組み込むまでを示します。
エージェントに API キーを安全に渡す — 実行時の環境変数注入とログ漏洩の遮断
デプロイ用トークンが無人ランのログに残っていた反省から、実行の瞬間だけ環境変数を注入する起動ラッパー、出力から鍵を消すマスキングフィルタ、コミット前の二段スキャンゲートという3つの遮断層を実装した手順と、導入後に変わったことをまとめました。
Antigravity のエージェントに任せる作業と任せない作業を2週間の運用で見直す
個人開発の日々のタスクを2週間 Antigravity のエージェントに渡し続けた運用ログから、任せて正解だった作業と手元に引き戻した作業の分かれ目を振り返ります。自信満々に間違える瞬間への備えや、任せ方そのものの設計についても述べています。
書き込みより怖いのは到達先だった — エージェントの外向き通信を許可ホストだけに絞る
エージェントに実作業を委ねるとき、私が一番警戒しているのはファイルの書き換えではなく、どこへ通信するかです。到達先を deny-by-default で絞る小さなゲートの実装と、21晩の無人運用で拾った通信の内訳をまとめました。
A2A のタスクが working のまま静かに滞留していたとき — 状態遷移を計測して詰まりを名指しする運用メモ
Antigravity の A2A 連携は、エラーで落ちるより「タスクが working のまま進まない」形で静かに詰まります。状態遷移を一本の時系列として記録し、滞留したタスクをどのエージェントのどの辺で止まったかまで名指しする監視の実装を、運用の実感とあわせて整理します。
エージェントの時計設計 — 単調時計と壁時計を分けて長時間運用を守る
スケジュール実行や夜間の長時間エージェント運用で、タイムアウト・リトライ間隔・レート制限窓を壁時計で計算すると静かに壊れます。単調時計と壁時計の役割を分ける小さな Clock 抽象と、決定表・テスト可能な実装を交えて設計を整理します。
半年前にエージェントが書いた行の意図を追えるようにする — コミット粒度と来歴トレーラの設計
エージェントが 14 ファイル 800 行を 1 コミットに詰め込むと、半年後の git blame は何も語ってくれません。コミットを意図の単位に割り、Git trailer に来歴を機械可読で残し、blame から設計判断まで逆引きする仕組みを、動くコードとともにまとめます。
エージェントが書いたファイルが .gitignore に飲まれる — commit 前に気づくための検出ゲート
エージェントが生成したファイルが .gitignore に一致していると、差分レビューでは正常に見えるのに commit には含まれません。ignored な生成物を push 前に検出するゲートスクリプトと、その運用調整をまとめました。
エージェントに任せた仕事の「やり直し率」を測る — 委譲境界を勘ではなく数字で引く
エージェントへの委譲境界を勘ではなく数字で引くために、タスク種別ごとの「やり直し率」を git 履歴から算出する方法を紹介します。信頼区間を添える理由や、委ねる・要レビュー・自分でやるを分ける決定ルール、実際に境界を引き直した記録まで扱います。
並列エージェントが同じタスクを二度実行して請求が膨らんでいたとき — 重複を計測して止める運用メモ
並列エージェントの請求が想定の約1.9倍に膨らんでいたのは、複数のワーカーが同じタスクを二重に実行していたからでした。重複を計測し、冪等キーで先取り予約し、コストをタスク単位に帰属させるまでの運用記録です。
Managed Agent の完了通知を取りこぼさない — サーバーレス受信とポーリング突き合わせの二重化設計
クラウドの Managed Agent が完了しても通知が届かない、という不安定さをどう設計で潰すか。Cloudflare Workers の冪等な受信口とポーリング照合を二重化し、無人ジョブの完了を確実に回収する状態機械を実装します。
エージェント開発スタックの『既知の正常』を1枚のロックファイルで守る — 可動部が同時に動く時代の変更予算設計
IDEビルド・CLI・モデル・依存が同時に動くと、回帰の原因が特定できなくなります。既知の正常を1枚のロックファイルに固定し、一度に動かす軸を絞る変更予算の設計を、実装コードと運用ログで整理しました。
自己デバッグのエージェントに、ログイン後とペイウォール後の画面を必ず踏ませる
Antigravity 2.0 の実ブラウザ自己デバッグは、既定だと未ログインの無料表示しか見ずに合格を返します。課金導線の回帰を見逃さないため、認証済みセッションと課金状態をエージェントに注入し、到達を表明で強制する設計をまとめます。