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Agents & Manager/2026-06-16上級

Gemini API の Managed Antigravity Agent で多言語リリースノートを生成する実装メモ

Gemini API 経由で公開プレビューになった Managed Antigravity Agent を使い、git のコミットログから App Store / Google Play 向けの多言語リリースノートを生成するパイプラインを実装した記録です。

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App Store と Google Play に4本のアプリを並行で出していると、リリースのたびに地味に時間を奪われるのがリリースノートの多言語対応です。先日 v2.1.0 を段階公開したとき、英語で下書きしたノートを各言語に直し、ストアごとの文字数制限に収め、トーンを揃える作業に小一時間かかりました。コードを書く時間より、こうした周辺作業の方が体感では長く感じます。

6/15 に Gemini API 経由で antigravity-preview-05-2026(Managed Antigravity Agent)が公開プレビューになったので、この退屈な工程をエージェントに任せる小さなパイプラインを組んでみました。普通の generate_content 呼び出しと何が違い、どこで詰まったのかを残しておきます。

なぜ単発の生成呼び出しではなく Managed Agent なのか

最初は素直に「コミットログを渡して generate_content で各言語のノートを書かせればいい」と思っていました。実際にやってみると、出てくる文章は悪くないのですが、Google Play の「最新情報」は半角500文字相当という制限があり、生成結果がそこを超えると自分で削る作業が戻ってきます。結局、文字数オーバーのたびにプロンプトを書き直して再生成する、という手戻りが発生しました。

Managed Agent が単発の生成と決定的に違うのは、サンドボックス内で計画・推論・コード実行・ファイル操作・ウェブ閲覧を自律的に回せる点です。私の用途では「コミットを分類する」「各言語に訳す」「文字数を数えて制限に収める」という複数工程があり、エージェントが自分で文字数を数えて、超えていたら自分で削るループを回してくれるのが効きました。人間が制限を監視して差し戻す役割を、そのままエージェントに移譲できる感覚です。

ここで言う「単発生成」と「エージェント」の役割分担の考え方は、Managed Agents API のクラウドとローカルの境界で整理した内容と地続きです。本記事はその実装版だと思ってください。

全体の流れ

組んだパイプラインは次の4段です。ストアへの実際の投入だけは、必ず人間が最終確認してから行います。エージェントの自律性は文章生成までに留め、公開ボタンは自分で押す、という線引きにしています。

  1. 呼び出し側で git log を構造化して抽出する
  2. Managed Agent に「コミット要約+制約」を渡し、計画・分類・多言語生成・文字数検証を任せる
  3. エージェントから JSON で受け取る
  4. 受け取った JSON を呼び出し側でも再検証し、制限超過があれば差し戻す

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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この記事で得られること
単発の generate_content 呼び出しでは詰まっていた「文字数制限に収めながら多言語化する」工程を、エージェントの自己検証ループで解けるようになります
google-genai SDK から Managed Agent を呼び、Function Calling で文字数を検証させる具体的なコードを、そのまま自分のリリースフローに組み込めます
サンドボックスのファイルアクセス・過剰翻訳・コストの3つの落とし穴を先回りして避け、手作業を約50分から6分に縮められます
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