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Agents & Manager/2026-07-01上級

Guide スキルとコードの乖離を検出して直す仕組み

組み込み Guide スキルに手順を固定すると、後からコードが変わったとき手順だけが取り残されます。参照先の実体を機械照合して乖離を早めに見つけ、Guide を薄く保つ運用設計をまとめます。

Antigravity297Guide スキル2エージェント51ドリフト設計12

プレミアム記事

6月末に Antigravity へ組み込み Guide スキルが入ってから、私は繰り返しの作業を Guide にまとめる回数が増えました。ブログの push 手順、記事の検証手順、リリース前のチェック。手順を一度書いておけば、動的サブエージェントにそのまま渡せて、毎回説明し直す手間が消えます。

ところが数週間後、ある Guide がエージェントを、もう存在しないスクリプトのパスへ案内していました。リポジトリ側でファイルを整理したのに、Guide の手順だけが古いまま取り残されていたのです。エラーは出ませんでした。エージェントは指示どおりに動こうとして、存在しない対象を前に静かに空振りしていました。

この静かなずれこそ、手順を固定する仕組み全般が抱える弱点です。ここで扱うのは、Guide とコードの乖離を早めに見つけ、Guide を薄く保つ設計です。個人開発で使っている検証の形とあわせて整理します。

なぜ Guide スキルは静かにずれるのか

Guide スキルは、ある時点のコードや運用を写し取った手順書です。写し取った瞬間は正確でも、コードは動き続けます。ファイルは移動し、コマンドのオプションは変わり、前提にしていた挙動も更新されます。

問題は、Guide とコードのあいだに接続が無いことです。コードを直しても Guide は何も知りません。Guide が古くなっても、誰かが実際にその手順を最後まで走らせるまで、ずれは表に出ません。しかもエージェントは指示に忠実なので、古い手順でも律儀に実行しようとして、失敗ではなく空振りという最も気づきにくい形で終わります。

ずれが起きる3つの層

私が Guide を見直すとき、まずどの層でずれているかを切り分けます。層ごとに検出のしやすさが違うからです。

ずれの例検出のしやすさ
パス参照するファイルやスクリプトが移動・削除された実在照合で機械的に検出しやすい
手順コマンドのオプションや順序が変わった実行して初めて分かる。中程度
前提「この処理は冪等」など暗黙の前提が崩れた人が読まないと分からない。難しい

このうちパス層は、機械照合でほぼ自動的に潰せます。手順層は実行時のチェックへ、前提層は Guide を薄く保つ設計へ寄せる、という役割分担にしています。まずは一番潰しやすいパス層から仕組みで固めるのが費用対効果に優れていました。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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この記事で得られること
Guide スキルが静かにずれる3つの層(パス・手順・前提)の切り分け方
Guide が参照する実体(ファイル・コマンド・スクリプト)を実在照合する約35行の検証スクリプト
Guide を単一の真実にせず、コードを真実に据えて Guide を薄く保つ運用ルールと pre-push への組み込み
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