ANTIGRAVITY LABEN
記事一覧/Agents & Manager
Agents & Manager/2026-03-21初級

Antigravity の AI エージェントが応答しない?よくあるトラブル FAQ

Antigravity のAIエージェントが無応答・タイムアウトする?初心者向けにコード生成中断、ファイル誤編集、マルチエージェント動作不可など、よくあるトラブルと解決方法をFAQで解説。

Antigravity338AIエージェント36トラブルシューティング26FAQ2

取り組みの背景

Antigravity の AI エージェント機能を使用する際、エージェントが応答しない、コード生成が途中で止まる、マルチエージェント処理が失敗するなど、様々なトラブルが発生することがあります。ここでは7つのよくあるエージェント関連トラブル を初心者向けにQ&A形式で解説します。

:::info このFAQは、Antigravity エージェント API の公式ドキュメントと実際のユーザーサポート事例に基づいています。 :::


Q1: エージェントが無応答 / タイムアウトする

症状

  • エージェントコマンド実行後、画面に何も表示されない
  • 「Agent request timed out」というエラーが表示される
  • 数分待っても応答がない状態が続く

原因と解決策

原因1: デフォルトタイムアウト設定が短すぎる

Antigravity のデフォルトタイムアウトは 30秒 です。複雑な処理ではこれを超えることがあります。

Antigravity 設定ファイル(~/.config/antigravity/config.json)でタイムアウト時間を増やしてください:

{
  "agent": {
    "requestTimeout": 120000,  // 120秒に増加
    "retries": 3
  }
}

その後、Antigravity を再起動してください:

# 既存プロセスを終了
pkill -f claude-code
 
# 再起動
claude-code

原因2: API レート制限に達している

Claude API や連携するサービスのレート制限に達している可能性があります。

# API 使用状況を確認
curl -H "Authorization: Bearer $ANTHROPIC_API_KEY" \
  https://api.anthropic.com/v1/account/info
 
# または、Antigravity ログで確認
tail -f ~/.config/antigravity/logs/agent.log | grep -i "rate"

レート制限に達した場合は、以下の対策を試してください:

  1. 数分待機してからリトライ
  2. 環境変数 ANTHROPIC_API_KEY が正しく設定されているか確認
  3. API プランをアップグレード

原因3: ネットワーク接続が不安定

エージェントの実行中にネットワークが途絶えると、タイムアウトします。

# ネットワーク接続を確認
ping -c 5 api.anthropic.com
 
# DNS 解決を確認
nslookup api.anthropic.com
 
# WiFi の場合は、有線接続を試すか、WiFi をリセット

ネットワークが不安定な場合は、リトライロジックを有効にしてください:

{
  "agent": {
    "networkRetry": {
      "enabled": true,
      "maxRetries": 5,
      "delayMs": 2000
    }
  }
}

原因4: システムリソース不足

メモリまたは CPU が限界に達していると、エージェント処理が遅延します。

# リソース使用状況を確認
# macOS/Linux
top -b -n 1
 
# Windows (PowerShell)
Get-Process | Sort-Object WorkingSet -Descending | Select-Object -First 10

不要なプロセスを終了し、Node.js のヒープサイズを増やしてください:

NODE_OPTIONS="--max-old-space-size=4096" claude-code

:::tip 大規模な処理ほど CPU とメモリを消費します。複数のタブやアプリケーションを閉じてリソースを解放してから実行してください。 :::


Q2: コード生成が途中で止まる

症状

  • エージェントがコード生成を開始しても、途中で停止する
  • 「Generation interrupted」エラーが表示される
  • 部分的なコードしか生成されない

原因と解決策

原因1: トークン制限に達している

Claude のコンテキストウィンドウ(利用可能なトークン数)に制限があります。大規模なファイルを処理する場合、この制限に達することがあります。

現在の トークン使用状況を確認してください:

# Antigravity ログで確認
tail -f ~/.config/antigravity/logs/agent.log | grep -i "token"

トークン制限に達した場合の対策:

  1. ファイルを分割する: 大きなファイルを複数の小さなファイルに分割
  2. 不要な履歴を削除: 前のコンバースレーション履歴をクリア
  3. プロンプトを簡潔にする: より短く具体的な指示に変更
# コンバースレーション履歴をクリア
# メニュー → Clear Conversation History

原因2: メモリ不足によりエージェント処理が中断

大規模プロジェクト分析時は大量のメモリが必要です。

# メモリ使用状況を確認
# macOS
ps aux | grep claude-code | grep -v grep
 
# メモリを増やして再起動
NODE_OPTIONS="--max-old-space-size=8192" claude-code

原因3: エージェントのコンテキスト管理エラー

エージェントが処理中に参照ファイルを失う(削除された、移動されたなど)と、生成が中断します。

# 実行中にファイルが削除されていないか確認
ls -la src/
ls -la tests/

原因4: プラグインまたは統合の失敗

外部プラグイン(Linter、Formatter など)が失敗すると、コード生成が中断します。

# インストール済みプラグインを確認
claude skills list
 
# 問題のあるプラグインをアンインストール
claude uninstall skills.sh/プラグイン名

:::warning コード生成中は、プロジェクトのファイルを手動で編集しないでください。これにより、エージェントの状態が混乱し、生成が中断する可能性があります。 :::


Q3: エージェントが間違ったファイルを編集する

症状

  • エージェントが指定していないファイルを編集する
  • src/ にあるファイルが lib/ で編集される
  • ファイルパスが誤解釈されている

原因と解決策

原因1: ファイルパスが曖昧

プロジェクトに同じ名前のファイルが複数存在する場合、エージェントは誤った方を選ぶ可能性があります。

# 同じ名前のファイルを検索
find . -name "component.tsx" -type f
 
# 結果例:
# ./src/components/component.tsx
# ./lib/components/component.tsx

エージェントに指示する際は、完全なファイルパス を明示してください:

"./src/components/Header.tsx を編集してください"

原因2: 相対パスの解釈が異なる

Antigravity と実際のファイルシステムでの相対パス解釈にズレがあることがあります。

# 現在のワーキングディレクトリを確認
pwd
 
# Antigravity ログで確認
tail -f ~/.config/antigravity/logs/agent.log | grep -i "working directory"

常に 絶対パス または プロジェクトルートからの相対パス を使用してください:

// 良い例
"$PROJECT_ROOT/src/utils/helper.ts"

// 避けるべき
"../../../utils/helper.ts"  // 曖昧

原因3: エージェント設定で対象ディレクトリが未指定

Antigravity でエージェントの作業範囲を限定する場合、設定ファイルで指定が必要です:

{
  "agent": {
    "workspace": {
      "allowedDirs": [
        "src/",
        "lib/",
        "tests/"
      ],
      "excludeDirs": [
        "node_modules/",
        ".git/",
        "build/"
      ]
    }
  }
}

上記を ~/.config/antigravity/config.json に追加してください。

原因4: エージェントの ファイルマッピングキャッシュが古い

大量のファイルを持つプロジェクトでは、キャッシュが古くなり、ファイルマッピングが誤ることがあります。

# キャッシュをクリア
rm -rf ~/.config/antigravity/cache/file-index
 
# Antigravity を再起動
pkill -f claude-code
claude-code

:::info 初回起動後、Antigravity はプロジェクトのファイルインデックスを作成します。大規模プロジェクトの場合、数分かかることがあります。 :::


Q4: マルチエージェント処理が同時に動作しない

症状

  • 複数のエージェント処理を開始しても、一つずつ順序実行される
  • 並列処理が行われていない
  • パフォーマンスが著しく低下している

原因と解決策

原因1: マルチエージェント機能が無効

Antigravity ではマルチエージェント処理がデフォルトで有効になっていない場合があります。設定で有効にしてください:

{
  "agent": {
    "multiAgent": {
      "enabled": true,
      "maxConcurrent": 4,
      "queueStrategy": "priority"
    }
  }
}

maxConcurrent を増やすことで、同時実行するエージェント数を増加できます。

原因2: システムメモリが不足

複数のエージェント処理は、各々がメモリを消費します。メモリが不足していないか確認してください:

# メモリ使用状況を確認
free -h  # Linux
vm_stat  # macOS

メモリが不足している場合は:

  1. 不要なアプリケーションを閉じる
  2. maxConcurrent を減らす(例:4 → 2)
  3. Node.js ヒープサイズを増やす
NODE_OPTIONS="--max-old-space-size=6144" claude-code

原因3: API レート制限により順序実行に制限

Claude API のレート制限により、実際には順序実行に制限されていることがあります。

# API 使用状況を確認
curl -s -H "Authorization: Bearer $ANTHROPIC_API_KEY" \
  https://api.anthropic.com/v1/account/info | jq .
 
# ログで確認
tail -f ~/.config/antigravity/logs/agent.log | grep -i "concurrent\|rate"

原因4: エージェント間の依存関係が未解決

複数のエージェント処理が同じファイルに対して実行されると、Antigravity は自動的に順序実行に切り替わります。

# 処理ログを確認
tail -f ~/.config/antigravity/logs/agent.log | grep -i "dependency\|lock"

依存関係がある場合は、エージェント実行の順序を明示的に指定してください。

:::tip マルチエージェント処理の実行時は、各エージェント間に数秒の遅延を設けることで、より安定した動作が期待できます。 :::


Q5: コンテキストが長すぎてエージェントが混乱

症状

  • 長いファイルを処理するとき、エージェントが重要な部分を見落とす
  • エージェントの出力が不合理または矛盾している
  • 「Context too long」警告が表示される

原因と解決策

原因1: 処理対象ファイルが大きすぎる

エージェントのコンテキストウィンドウには制限があります(Claude 3 Opus で 200K トークン)。大きなファイルを処理する場合は、分割してください:

# ファイルサイズを確認
wc -l src/main.ts  # 行数
 
# 大きなファイルを複数に分割
# 例:行単位での分割
split -l 500 src/main.ts src/main_part_
 
# またはツール使用
csplit src/main.ts '/export/ {*}'

原因2: 不要な情報がコンテキストに含まれている

エージェントのプロンプトに不要な情報が多く含まれていると、重要な指示が埋もれます。

プロンプトを簡潔に保ってください:

# 悪い例(長い)
src/main.ts ファイルを見て、LoginComponent 内の handleSubmit 関数を作成してください。
ちなみに、このプロジェクトは React と TypeScript を使用しており、...(以下長く続く)

# 良い例(簡潔)
src/main.ts の LoginComponent に handleSubmit 関数を追加。
要件:フォーム検証後に API 呼び出し

原因3: 会話履歴が蓄積しすぎている

複数の会話を重ねると、コンテキストが満杯になります。定期的に会話をリセットしてください:

# UI で "Clear Conversation" オプションを使用
# または CLI で
claude clear-conversation

原因4: 参照ファイルが多すぎる

エージェントに複数のファイルを一度に渡すと、コンテキストが満杯になります。必要最小限のファイルのみを参照してください:

# 悪い例
src/components/*.tsx と src/utils/*.ts をすべて見て...

# 良い例
src/components/Button.tsx と src/utils/validator.ts を参照して...

:::warning コンテキストが満杯に近づくと、エージェントの出力品質が著しく低下します。ファイルや会話を分割して、コンテキスト使用量を 70% 以下に保つことをお勧めします。 :::


Q6: エージェントのレスポンスが英語のみ

症状

  • エージェントに日本語で指示しても、英語のみで応答される
  • コード内のコメントが英語になる
  • 説明が英語だけで返される

原因と解決策

原因1: Antigravity のデフォルト言語が英語に設定されている

Antigravity の言語設定を確認して、日本語に変更してください:

// ~/.config/antigravity/config.json
{
  "language": "ja",
  "agent": {
    "systemPrompt": "You are a helpful assistant. Always respond in the user's language."
  }
}

設定後、Antigravity を再起動:

pkill -f claude-code
claude-code

原因2: エージェント用システムプロンプトが英語のみ

エージェントのシステムプロンプトを日本語対応に変更してください:

{
  "agent": {
    "systemPrompt": "あなたは役立つアシスタントです。ユーザーの言語で常に応答してください。"
  }
}

原因3: 言語モデルが英語での学習が強い

一部の Claude モデルは英語に最適化されています。具体的に日本語での出力をリクエストしてください:

プロンプト例:
"次のコンポーネントを作成してください。応答はすべて日本語で。
要件:ボタンコンポーネント、TypeScript、React"

原因4: 混合言語の使用

エージェントに複数の言語が混在していると、デフォルト言語(通常は英語)で応答します。一つの言語に統一してください。

:::info Claude は多言語対応していますが、明示的にリクエストすることで、より確実に希望の言語での応答が得られます。 :::


Q7: API 利用量が予想以上に高い

症状

  • Claude API の利用額が急増している
  • 短時間で大量の API コールが発生している
  • 月ごとの利用額が予算を超えている

原因と解決策

原因1: デバッグモードが有効になっている

Antigravity のデバッグモードは詳細なロギングのため、多くの API コールを発生させます。本番環境では無効にしてください:

{
  "debug": false,
  "agent": {
    "verbose": false,
    "logAllRequests": false
  }
}

原因2: リトライロジックが過剰に動作している

エラーが頻発すると、リトライにより API コール数が増加します。リトライ設定を確認してください:

{
  "agent": {
    "requestRetry": {
      "maxRetries": 2,      // デフォルト:3
      "delayMs": 1000       // リトライ間隔
    }
  }
}

原因3: トークン消費が多い処理を繰り返し実行

大規模ファイルの分析やリファクタリングを繰り返すと、トークン消費が増加します。キャッシュを活用してください:

# 処理結果をファイルに保存して再利用
# エージェント実行結果をキャッシュ化

原因4: 複数のエージェント処理が同時実行

並列実行されるマルチエージェント処理は、顕著に API コール数が増加します。

{
  "agent": {
    "multiAgent": {
      "maxConcurrent": 1  // 並列数を 1 に制限
    }
  }
}

原因5: 不要な API 連携機能が有効

不要な統合(自動コード分析、自動テスト生成など)が有効になっていないか確認してください:

# 有効な統合を確認
claude integrations list
 
# 不要な統合を無効化
claude integrations disable integration-name

:::tip API 利用量を監視するために、定期的に以下を確認してください:

  • Claude API ダッシュボードの使用統計
  • Antigravity ログの API コール記録
  • 月ごとの利用額トレンド :::

まとめ

Antigravity エージェント関連のトラブルは、以下の対策で大部分が解決します:

トラブル主な原因解決策
無応答/タイムアウトデフォルト設定が短い、API レート制限タイムアウト延長、リトライ設定
コード生成中断トークン制限、メモリ不足ファイル分割、メモリ増加
ファイル誤編集パスが曖昧、キャッシュが古い完全パス指定、キャッシュ削除
マルチエージェント失敗機能が無効、メモリ不足マルチエージェント有効化、メモリ増加
コンテキスト混乱ファイルが大きい、履歴蓄積ファイル分割、会話リセット
英語のみ応答言語設定が英語言語設定を日本語に変更
API 費用高騰デバッグ有効、過度なリトライデバッグ無効化、リトライ設定調整

トラブルが継続する場合は、Antigravity ログを確認してから、公式サポートに報告してください:

# ログの確認
cat ~/.config/antigravity/logs/agent.log | tail -100
シェア

お読みいただきありがとうございます

Antigravity Lab は広告なしで運営しており、サーバー費用などの運営コストはメンバーシップのご支援で賄っています。実装コード・ベンチマーク・本番設計パターンなど、実務でお役立ていただける記事を毎日更新しています。もし読んでよかったと感じていただけましたら、ぜひご覧ください。

  • コピー&ペーストで使える実装コード付き
  • 毎日新しい上級ガイドを追加
  • ¥580/月 または ¥1,480 の永久アクセス
メンバーシップを見る →

もしこの記事がお役に立ちましたら、チップ(¥150)で応援いただけると大変励みになります。広告なしでの運営を続けるため、皆さまのご支援が大きな力になっています。

関連記事

Agents & Manager2026-06-30
Android CLI が3倍速・トークン7割減になったとき、増やすべきは並列数ではなく1件あたりの検証だった
Android CLI のエージェントが3倍速・トークン約7割減になった、というニュースを見て最初に考えたのは「では何本同時に走らせようか」でした。けれど速くなって本当に変わるのは生産量ではなく、詰まる場所です。レビューと検証ゲートに移ったボトルネックを Little's Law で見積もり、WIP キャップで並列数を抑え、浮いた予算を1件あたりの検証に回す設計を、動く Python 実装と実測値でまとめました。
Agents & Manager2026-06-30
1,400箇所の置換を1コミットで投げてきたエージェントに、バッチで返してもらう設計
Antigravity に大規模な機械的置換(codemod)を任せると、レビュー不能な巨大1コミットが返ってくることがあります。ast-grep のルールと検証付きバッチドライバで、置換を「機械の仕事」と「人の確認」に分け、安全に通す設計を実装つきでまとめました。
Agents & Manager2026-06-24
外部ページに紛れ込んだ指示で無人エージェントが動いてしまう前に — 入力の汚染を追跡して権限を落とす設計
無人実行のエージェントが取得した外部ページやPDFに指示が紛れていても乗っ取られないよう、入力の汚染を追跡して副作用ツールの権限を落とす設計を、動くPythonコードと運用の実測値つきで解説します。
📚RECOMMENDED BOOKS
大規模言語モデル入門
山田育矢
LLM開発
生成AIプロンプトエンジニアリング入門
我妻幸長
プロンプト
Claude CodeによるAI駆動開発入門
平川知秀
AI駆動開発
※ アフィリエイトリンクを含みます
もっと見る →