数百ファイルを一気に書き出させるか、区切って書かせるか
エージェントに大量のファイルを生成させたとき、遅さの正体は書き込みではなくファイル監視側の再スキャンでした。書き出し方を4通り実測して、どこで区切るべきかを判断できるようにします。
サブエージェントが完了せず止まるとき、親側の未承認アーティファクトを先に確認する
サブエージェントに任せた工程が朝まで終わっていない。原因が子ではなく親の承認待ちだったときの切り分け方を、ログから滞留を洗い出す短いスクリプトと、8月に入った「always proceeds」の使いどころ、自動承認をどこで止めるかの判断とあわせてまとめました。
速いはずのモデルが遅いとき、疑うのはモデルではなく推論強度です
Antigravity でモデルごとに選べるようになった推論強度(Low / Medium / High)を、作業の性質からどう決めるかをまとめました。段階を変えても速くならないときに疑う箇所と、自分の判断を記録で直す方法も添えています。
変更したファイルからテストを選ばせたら、9 割が「該当なし」でした — import グラフで届く範囲を 3 リポジトリで測る
変更ファイル起点でテストを選ばせたところ、9割の変更で対象が0本になりました。import グラフの到達範囲を3つのリポジトリで実測し、バレルファイルが経路を広げる問題や、選択契約を組み直すまでの過程を、実測データを添えた記録としてまとめています。
7桁ハッシュが指しているのはコミットだけではない — エージェントの記録が解決不能になる境界を測る
7桁の短縮ハッシュが git log では通るのに git show では落ちる——プレフィックス探索がオブジェクト全体に及ぶことが原因でした。衝突境界の計算、記録側を完全ハッシュに直す設計、散らばったログを検査する fail-closed ゲートを紹介します。
MCP を束ねると read_file が 3 つになる — ツール名の衝突を起動前に落とす
複数の MCP サーバーを束ねるとツール名は静かに衝突します。5 サーバー 21 ツールの構成で 43% が衝突していた実測と、起動前に検出して決定的な別名を割り当てる Python プリフライトの設計をまとめました。
AGENTS.md を厚くするほどルールが守られなくなった — 遵守率を計測して指示を削るまで
AGENTS.md を厚くするほどルールが守られなくなる現象を、ルールを述語に分解して3週間分の遵守率として計測しました。console.log 残留の見逃しから始まった検証と、残すルール・lint に移すルールを分けて書き直すまでの一部始終を記録しています。
エージェントのコミットに余計なファイルが混ざる問題を、ステージング範囲とメッセージ規約で断つ
エージェントのコミットに .bak などの副産物が混ざり、メッセージが「Fix」一行だった反省から、ステージングを許可リストで縛り、プリフライトで事故を止め、規約テンプレートでメッセージを埋めさせる運用を組み立てました。その手順を共有します。
文脈をどこに置くか — 永続・タスク単位・その場、3つの層で使い分ける
Antigravity 2.0 の /btw で作業の途中に文脈を差し込めるようになりました。ただ、何を永続ルールに、何をタスク指示に、何をその場の一言に置くかを分けないと、エージェントの精度はむしろ落ちます。3層の使い分けを設計します。
エージェントが実ブラウザで自己デバッグするとき、証跡と承認をどこに置くか
Antigravity 2.0 はビルド中に実際の Chrome を起動し、ボタン操作やスクリーンショットで自己修復します。速さは魅力ですが、そのまま本番に出すのは危険です。証跡の残し方と承認境界の引き方を設計します。
組み込み Guide スキルは助言にすぎない — Antigravity の出力を機械的に弾くゲートを併設する
v2.2.1 の組み込み Guide スキルはエージェントの遵守率を引き上げますが、確率的な助言である点は変わりません。残った違反を確実に止める決定論的な検証ゲートの設計を、動くコードと実測値で示します。
Antigravity の計画を、承認する前に削る
Planning モードが返す7ステップの計画から不要な一手を削ってから承認する、部分編集の使い方をまとめました。削るべきステップの見抜き方、3つの編集操作、削除したステップが復活する落とし穴と同じ削除を繰り返さない書き方を実例で紹介します。