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Tips & 活用術/2026-07-04中級

文脈をどこに置くか — 永続・タスク単位・その場、3つの層で使い分ける

Antigravity 2.0 の /btw で作業の途中に文脈を差し込めるようになりました。ただ、何を永続ルールに、何をタスク指示に、何をその場の一言に置くかを分けないと、エージェントの精度はむしろ落ちます。3層の使い分けを設計します。

Antigravity 2.014コンテキスト設計2btwGuideスキルエージェント運用8

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Antigravity 2.0 に /btw(by the way)が入り、作業の途中でも「ところで」と文脈を差し込めるようになりました。便利です。エージェントが少しずれた方向に進みかけたとき、全部を書き直さずに一言足せば軌道が直ります。

ただ、この手軽さには落とし穴があります。何でもかんでも /btw で足していくと、その場しのぎの補足が積み重なり、エージェントは「結局どのルールが効いているのか」を見失います。文脈は増やせば効くわけではありません。むしろ、置き場所を間違えた文脈は精度を下げます。置き場所を誤ると、この不整合は本番の出力にまで影響し、あとから回避するのが難しくなります。文脈を3つの層に振り分けて、それぞれに正しく置く設計を、ここから組み立てます。

文脈には3つの寿命がある

文脈を「どこに書くか」で迷うのは、寿命の違いを意識していないからです。ずっと守ってほしいルールと、この一回だけの指示と、たった今の軌道修正は、それぞれ寿命が違います。寿命に合った場所に置けば、エージェントは迷いません。

寿命置き場所
永続ルールプロジェクト全体で常にAGENTS.md / Guideスキル「敬体で書く」「テーブルはHTMLで」「本番URLは触らない」
タスク指示この作業のあいだ最初のプロンプト「この記事のトピックはX」「対象はY」
その場の補足今の一手だけ/btw「ところで、その関数名は古い。新しいのはZ」

この振り分けの要点は、永続ルールを /btw で毎回言わないことです。毎回言うということは、それは本来永続層にあるべきものだという合図です。

永続層は「常に効く土台」

プロジェクトのどの作業でも守ってほしいことは、AGENTS.md に一度だけ書きます。ここに書いたことは、/btw で言い直さなくても常に効きます。

# AGENTS.md(抜粋)
 
## 常に守る
- 日本語の本文は敬体(です・ます)で書く
- 表は Markdown ではなく HTML の <table> で書く
- 本番ホスト(app.example.com)には接続しない。検証はステージング限定
- 外部リンクは必ず [表示テキスト](URL) の形式にする(裸URL禁止)
 
## 出力の作法
- 冒頭に「この記事では」のような定型導入を書かない
- まとめは本文の繰り返しではなく、次の一手を1つだけ書く

永続層が薄いと、同じ注意を毎回 /btw で足すことになります。逆に永続層が厚すぎると、一回きりの事情まで固定化されて、別の作業で邪魔になります。「どの作業でも真か」を基準に、常に真のことだけを置きます。

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文脈を「永続ルール・タスク指示・その場の補足」の3層に振り分ける具体的な判断表
/btw に入れてよいもの・入れてはいけないものの線引きと、本筋を汚さない使い方
同じ補足を何度も /btw で繰り返していると気づいたら永続ルールへ昇格させる運用ループ
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