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連携・プラグイン/2026-07-09上級

Antigravity からローカル LLM を呼ぶ — Ollama・LM Studio 統合と実用ワークフロー

Ollama や LM Studio を介した Antigravity のローカル LLM 運用を、実測ベンチ・損益分岐の計算モデル・JSON 出力を強制するラッパー実装まで含めて整理しました。機密データを扱う案件と API コストの両面から、乗り換えの判断材料を揃えています。

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Antigravity を使い始めた頃の私は、クラウド型の Gemini や Claude にだけ繋いで使っていました。当時はそれで十分だと思っていたのですが、ある日、機密性の高い社内文書を扱う仕事を引き受けたとき、状況が変わりました。クラウド LLM に流せないデータが目の前にあり、「Antigravity 自体は手放したくないけれど、推論はローカルでやりたい」というニーズが生まれたのです。

調べてみると Antigravity は思いの外柔軟で、Ollama や LM Studio を介してローカルの推論サーバーに繋ぐ設定が可能です。クラウド LLM のような「ワンクリックで万能」ではないのですが、設定さえ詰めれば実用に耐える組み合わせになります。

私が試行錯誤しながら詰めた設定と、運用してわかったクラウド LLM との使い分け、そしてローカル LLM ならではの制約をどう回避するかを実例とともに整理しました。「興味はあるが面倒くさそう」と感じていた方の背中を押せる内容を意識しました。

なぜ Antigravity でローカル LLM を使うのか

そもそもの動機を整理すると、私の場合は大きく 3 つあります。

ひとつは、機密データの扱いです。クライアントの NDA で「外部 API に送信不可」と書かれているデータを Antigravity で扱いたい場面があります。クラウド LLM だと運用ポリシー的に難しい局面でも、ローカルで完結すれば許容されるケースは多いです。これが最も切実な動機でした。

ふたつめは、コストです。1 日に何百回も呼ぶような自動化を組むと、API コストが地味に積み上がります。手元のマシンに余力があるなら、定型作業はローカル LLM に任せて、難しい判断だけクラウドに振る、という分担が経済的です。

3 つめは、オフライン耐性です。これは些細に思えますが、ネットワーク環境が不安定な場所で作業することがある人には大きな価値があります。私は時々海外で作業するのですが、現地のネットが遅かったり API が遅延したりするとき、ローカル LLM があると安心できます。

逆に「ローカル LLM じゃなくていい」場面もあります。最先端の推論力が必要なタスク(複雑な設計判断、長文の論理整合性チェックなど)はクラウド一択です。手元のマシンで動く範囲のモデルでは、そこまでの能力には到達しません。

Ollama と LM Studio、どちらを選ぶか

Antigravity から繋ぐローカル推論サーバーの代表格は、Ollama と LM Studio です。私は両方使ってきましたが、用途で使い分けています。

Ollama の強みは「コマンドライン中心で安定」しているところです。CLI で ollama pull gemma3:27b のようにモデルを取得し、ollama serve で OpenAI 互換の API を立てる、というシンプルな構造です。バックグラウンドで動かしっぱなしにしておく運用に向いています。私は Mac mini にこれを常駐させて、自宅 LAN 内のあらゆる端末から叩いています。

LM Studio の強みは「GUI で完結する」ところです。モデルのダウンロード、量子化レベルの選択、システムインストラクションの試行錯誤、すべてが画面上で完結します。プロンプトをいじりながら挙動を見比べるような探索フェーズには LM Studio が明確に楽です。一方で、運用フェーズに入ると Ollama の方が安定します。

私の使い分けは、「手元で試行錯誤するときは LM Studio、運用に乗せるときは Ollama」です。同じ GGUF モデルなら両方で動かせるので、移行コストは低いです。

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