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⟐ Editor View/2026-09-03中級

Antigravity の自動コミットメッセージを、どこまで受け入れるか決めました

Review ペインの自動コミットメッセージを、どこまで受け入れてどこから自分で書くか。prepare-commit-msg に Why 行を足す実装と、リベースやリバートで手が止まった実測を書き残します。

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半年前の一行を、差分から思い出せませんでした

八月の終わりの夜、壁紙アプリの AdMob メディエーション設定を見返しておりました。あるアダプタの優先度を下げる変更が半年前に入っていて、その理由をどうしても思い出せませんでした。

コミットメッセージには Update mediation config とだけありました。差分を開けば、何をどこで変えたかはひと目で分かります。けれど、なぜ下げたのかは、どこにも残っておりませんでした。

その変更を通したのは私自身です。下書きされたメッセージを読んで、内容が合っていることを確かめて、そのままコミットしました。手を抜いた記憶がまったくないところが、いちばん厄介でした。

Antigravity 2.0 系の Review ペインに Git のバージョン管理が入り、ステージ済みの変更に対して自動生成されたコミットメッセージをプレビューできるようになりました。私はこの変更を歓迎しております。同時に、あの夜の失い方が前より起きやすくなるとも感じています。

そこで線引きを決めました。差分から読めることは自動に、差分から消えることは自分の手で。 この一文を運用に落とし込むまでの手順と、途中で作業そのものを止めてしまった失敗を書き残します。

Agent Edits と Uncommitted が分けているのは「出どころ」です

Review ペインのビューは3つに分かれています。Agent Edits はエージェントが触った変更、Uncommitted は未コミットの変更全体、Branch はブランチの状態です。差分は split と unified を選べて、ステージ済みの変更には専用のビューがあります。

この3分割は、Git クライアントとしては珍しい切り方だと思います。従来のツールはファイルの状態、つまり未追跡・変更済み・ステージ済みで分けます。Antigravity は変更の出どころで分けています。

ここで、最初に私が取り違えていたことをお伝えします。Agent Edits に並ぶのは「エージェントが書き換えたファイル」であって、「エージェントが意図して変えたファイル」ではありません。

保存時にフォーマッタが走れば、触っていない行の並びも一緒に載ります。生成物のパスを .gitignore に入れ忘れていれば、ビルド成果物も載ります。私は一度、Xcode のスキームに関する差分が Agent Edits に混ざったまま、そのビューごとステージしてしまいました。

ビューがわざわざ3つに分かれているのは、見分けさせるためです。分けた先を読まずにまとめてコミットすると、分けた意味が消えてしまいます。エージェントの判断そのものを追える形にしておく話は、Antigravity エージェントの意思決定ログと説明可能性の設計にも書きました。

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この記事で得られること
✦エージェントに書かせた変更を、半年後の自分が理由ごと辿れる形で残せるようになる
✦自動生成メッセージのどこを受け入れ、どこを自分で書くかを、自分のリポジトリの事情に合わせて線引きできるようになる
✦コミットフックがリベースやチェリーピックの最中に作業を止めてしまう前に、素通しの条件を先に組み込めるようになる
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