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Editor View/2026-06-16中級

仕様書 PDF を Antigravity 2.1.4 に読ませて実装する — 添付機能の実務メモ

Antigravity 2.1.4 で追加された PDF 添付を、仕様書をエージェントに渡す実装ワークフローとして使い込んだ記録です。対応形式・スキャン PDF の罠・トークン消費・検証の手順までまとめました。

Antigravity238PDFエディタ5仕様駆動ワークフロー14

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決済プロバイダの REST リファレンスが PDF でしか配られていないことに気づいたのは、個人開発で運用しているアプリの課金まわりを作り直していた夜でした。

エンドポイントの一覧、リクエストボディの型、エラーコードの対応表。どれも PDF の表の中にあって、私自身、それを一行ずつチャット欄に書き写していました。写し間違えれば、エージェントは存在しないフィールド名でクライアントを生成します。

Antigravity 2.1.4 で PDF をそのまま添付できるようになってから、この書き写しの作業がなくなりました。ただ、何でも放り込めば賢く読んでくれるわけではありません。数日使ってみて、効く渡し方とそうでない渡し方がはっきり分かれたので、その線引きを残しておきます。

どんな PDF なら添付が効くのか

結論から書きますと、添付が効くのは「テキストレイヤーを持つ PDF」だけです。

PDF には大きく二種類あります。文字が文字データとして埋め込まれているものと、紙をスキャンしただけで中身が画像になっているものです。前者はエージェントが文字を直接読めます。後者はエージェントから見れば一枚の絵で、表の罫線も数値も読み取れません。

公式の API ドキュメントを書き出した PDF、OpenAPI を印刷した PDF、デザインツールから出した仕様書。このあたりはほぼテキストレイヤーを持っています。一方、古い社内資料を紙からスキャンしたもの、スクリーンショットを貼り付けただけの手順書は画像 PDF であることが多く、添付しても期待した精度が出ません。

添付する前に、その PDF がどちらなのかを 1 コマンドで確かめられます。

# テキストレイヤーの有無を判定する
# poppler-utils に含まれる pdftotext を使う
pdftotext spec.pdf - | head -c 400
 
# 何も出力されない、または記号の羅列しか出ない場合は画像 PDF
# → そのまま添付しても読めないので OCR が必要

数百文字でも素直なテキストが返ってくれば、そのまま添付して問題ありません。空っぽなら、後述の OCR をかけるか、元データ(HTML 版やテキスト版)を探した方が早いです。

添付の基本操作

操作自体は単純です。チャット入力欄に PDF をドラッグするか、添付アイコンからファイルを選びます。複数枚をまとめて添付することもできます。

添付したあとは、エージェントに「この PDF のどこを見てほしいのか」を必ず添えます。ここを省くと、エージェントは PDF 全体を眺めようとして、関係ないページの記述に引きずられた答えを返してきます。

添付の payment-api.pdf を参照してください。
14〜18 ページの「Create Charge」エンドポイントだけを対象に、
リクエストボディの型を TypeScript の interface で起こしてください。
PDF に書かれていないフィールドは推測で足さないでください。

「推測で足さないでください」の一文は、私の場合ほぼ毎回入れています。仕様書の型は省略するとそのまま欠陥になりますので、エージェントの善意の補完を止めておく方が安全だと考えています。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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この記事で得られること
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