Antigravity を使い始めようとしたとき、インストールで躓いたり、起動直後にエラーが出たりすることがあります。「やっと試せると思ったのにすぐ壁にぶつかった」という経験は、誰にでもあることです。
ここではAntigravity のセットアップ時によく起きる問題をエラーの種類別に整理し、それぞれの解決策をできるだけシンプルに説明します。
インストール前に確認しておくこと
トラブルシューティングの前に、基本的な動作要件を確認しておきましょう。
対応OS:
- macOS 12 (Monterey) 以降
- Windows 10 / 11(64ビット)
- Linux(Ubuntu 20.04以降 / Debian系)
必要なもの:
- Node.js 18 以上(推奨: 20.x LTS または 22.x)
- 安定したインターネット接続
- Antigravity アカウント(antigravity.ai で作成)
# Node.js のバージョン確認
node --version # v20.x.x 以上であること
# npm のバージョン確認
npm --versionよくあるインストールエラーと解決法
エラー1:EACCES / Permission denied(権限エラー)
症状:
npm error EACCES: permission denied, access '/usr/local/lib/node_modules'原因: グローバルインストール時にシステムディレクトリへの書き込み権限がありません。
解決法(推奨): nvm(Node Version Manager)を使ってNode.jsを管理する方法が最も安定しています。
# nvm のインストール(macOS / Linux)
curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.7/install.sh | bash
# nvm を使って Node.js をインストール
nvm install 20
nvm use 20
# その後 Antigravity をインストール
npm install -g antigravityWindowsの場合: 「管理者として実行」でターミナル(PowerShell)を開いて再試行してください。
エラー2:ENOENT / Module not found(モジュール未検出)
症状:
Error: Cannot find module 'xxx'原因: 依存パッケージが正しくインストールされていません。
解決法:
# キャッシュをクリアしてから再インストール
npm cache clean --force
npm install -g antigravity@latestそれでも解決しない場合は、一度アンインストールしてから再インストールします。
npm uninstall -g antigravity
npm install -g antigravityエラー3:Node.js バージョン不一致
症状:
Error: The engine "node" is incompatible with this module.
Expected version ">=18.0.0". Got "16.x.x"解決法: Node.js を更新します。
# nvm を使っている場合
nvm install 20
nvm use 20
nvm alias default 20
# バージョン確認
node --version # v20.x.x と表示されれば OKエラー4:ネットワーク接続エラー
症状:
npm error network request to https://registry.npmjs.org failed
npm error ETIMEDOUT原因: ファイアウォール、プロキシ、またはVPNによる接続ブロック。
解決法:
# VPN を無効にして再試行
# プロキシが必要な環境では:
npm config set proxy http://your-proxy:8080
npm config set https-proxy http://your-proxy:8080
# npmレジストリを変更して試す
npm config set registry https://registry.npmmirror.com
npm install -g antigravityエラー5:SSL 証明書エラー
症状:
npm error code UNABLE_TO_GET_ISSUER_CERT_LOCALLY原因: 企業のセキュリティソフトが SSL インスペクションを行っている可能性があります。
一時的な回避策(セキュリティリスクに注意):
npm config set strict-ssl false
npm install -g antigravity
# インストール後は戻す
npm config set strict-ssl true企業ネットワークをお使いの場合は、IT部門に相談することをお勧めします。
起動・認証時のエラー
認証が通らない
症状: antigravity login を実行してもログインできない、またはブラウザが開かありません。
対処法:
- デフォルトブラウザが設定されているか確認する
- ポップアップブロッカーを無効にする
- ブラウザで直接 antigravity.ai を開いてログインし、その後 CLI でトークンを手動設定する
# トークンを直接設定する方法
antigravity config set token YOUR_AUTH_TOKEN起動後に「Workspace not found」
症状: antigravity を起動すると「Workspace not found」と表示されます。
原因: カレントディレクトリがAntigravityのワークスペースとして認識されていません。
対処法:
# プロジェクトディレクトリに移動してから起動
cd /your/project/directory
antigravity
# または、ワークスペースを初期化
antigravity init「API quota exceeded」が起動直後に出る
原因: アカウントの API クォータが消費済み、またはトライアル期間が終了しています。
対処法:
- antigravity.ai にログインしてクォータ使用状況を確認
- プランをアップグレードするか、翌日のクォータリセットを待つ
VS Code 拡張機能のトラブル
Antigravity を VS Code 拡張として使っている場合の問題です。
拡張機能が反応しない:
- VS Code を完全に再起動する
- 拡張機能の「無効化」→「有効化」を試す
- 拡張機能を一度アンインストールして再インストールする
拡張機能の更新方法:
VS Code → 拡張機能タブ → Antigravity を検索 → 「更新」をクリック
全体を振り返って:問題別チェックリスト
解決できない場合は、以下の順で確認してみてください。
- Node.js のバージョンは 18 以上か
- インターネット接続は正常か(VPN・プロキシの影響を確認)
- npm キャッシュをクリアして再インストールしたか
- アカウントのクォータは残っているか
- 認証トークンは有効か
それでも解決しない場合は、Antigravity のサポートページ またはコミュニティフォーラムに問い合わせてみてください。開発者コミュニティも活発で、同じ問題を経験した方からのヒントが見つかることも多いです。
初めての設定は誰でも時間がかかります。焦らず一つひとつ確認していただければ、必ず使えるようになります。