取り組みの背景
Antigravity をインストール直後に、起動しない、画面が真っ白になる、各種統合が機能しないなど、セットアップの段階でトラブルが発生することがあります。ここでは初心者向けに 7つのよくあるセットアップエラー と、それぞれの解決策をQ&A形式でまとめましました。
:::info このFAQは Antigravity の公式ドキュメントと複数のユーザーサポート事例をもとに作成されています。 :::
Q1: Antigravity をインストール後、起動しない(画面が真っ白になる)
症状
claude-codeコマンドを実行しても何も起こらない- ブラウザウィンドウが開くが、画面が真っ白のまま
- コンソール上でエラーメッセージが表示されない
原因と解決策
原因1: キャッシュの破損
まずはキャッシュをクリアしてみましょう:
# macOS/Linux
rm -rf ~/.cache/antigravity
rm -rf ~/.config/antigravity
# Windows
rmdir %APPDATA%\Antigravity /s /qその後、Antigravity を再起動します:
claude-code原因2: Node.js のバージョン不一致
Antigravity は Node.js 18.0 以上 が必要です。現在のバージョンを確認してください:
node --versionバージョンが 18.0 未満の場合は、最新版にアップグレードしてください。nvm(Node Version Manager)を使用すると簡単です:
# nvm をインストール(未インストール時)
curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.0/install.sh | bash
# Node.js 20 LTS をインストール
nvm install 20
nvm use 20原因3: ポート競合
Antigravity は デフォルトで ポート 5173 を使用します。別のプロセスがこのポートを占有していないか確認してください:
# macOS/Linux
lsof -i :5173
# Windows (PowerShell)
netstat -ano | findstr :5173別のプロセスが占有している場合は、そのプロセスを終了するか、環境変数で別のポートを指定してください:
VITE_PORT=5174 claude-code:::tip ポート 5173 が常に競合する場合、VSCode や他の開発サーバーのポート設定を確認しましょう。 :::
Q2: Firebase / Supabase との接続エラーが出る
症状
- 「Firebase プロジェクトに接続できません」というエラーが表示される
- Supabase のデータベースが認識されない
- 認証情報を入力しても「Invalid credentials」エラーが続く
原因と解決策
原因1: 環境変数の設定漏れ
Firebase や Supabase を使用する場合、.env.local ファイルに認証情報を設定する必要があります。
# プロジェクトルートで .env.local を作成
touch .env.local以下の内容を .env.local に追加してください:
# Firebase の場合
VITE_FIREBASE_API_KEY=your_api_key
VITE_FIREBASE_AUTH_DOMAIN=your_project.firebaseapp.com
VITE_FIREBASE_PROJECT_ID=your_project_id
VITE_FIREBASE_STORAGE_BUCKET=your_project.appspot.com
VITE_FIREBASE_MESSAGING_SENDER_ID=your_sender_id
VITE_FIREBASE_APP_ID=your_app_id
# Supabase の場合
VITE_SUPABASE_URL=https://your_project.supabase.co
VITE_SUPABASE_ANON_KEY=your_anon_key設定後、Antigravity を再起動してください:
# 既存プロセスを停止(Ctrl+C)
# その後、再起動
claude-code原因2: API キーが無効または有効期限切れ
Firebase / Supabase のコンソールで、API キーが有効であることを確認してください:
- Firebase: Firebase Console → Project Settings → Service Accounts
- Supabase: Supabase Dashboard → Settings → API
キーが無効な場合は、新しいキーを生成し直してください。
原因3: CORS 設定が未構成
ブラウザのコンソール(F12 → Console タブ)で CORS エラー が表示されている場合、Firebase / Supabase の CORS 設定を確認してください。
Firebase の場合:
# Firebase CLI でホストを許可
firebase apps:sdkconfig --json | jq '.hosting[0].origin'Q3: Git 統合が動作しない(コミット機能が使えない)
症状
- Git リポジトリを選択しても認識されない
- 「Unable to find git repository」エラーが表示される
- コミット・プッシュボタンがグレーアウトしている
原因と解決策
原因1: 現在のディレクトリが Git リポジトリでない
Antigravity でプロジェクトを開く際、ルートディレクトリが .git フォルダを含む 必要があります。
# 現在のディレクトリが Git リポジトリか確認
ls -la | grep .git
# Git リポジトリでない場合、初期化
git init原因2: Git の認証情報が未設定
初回使用時は、Git ユーザー情報を設定してください:
git config user.name "Your Name"
git config user.email "your.email@example.com"
# グローバル設定で常に使用する場合
git config --global user.name "Your Name"
git config --global user.email "your.email@example.com"原因3: SSH キーが未登録
GitHub / GitLab との連携で SSH を使用している場合、SSH キーが登録されていることを確認してください:
# SSH キーが存在するか確認
ls ~/.ssh/id_rsa*
# キーがない場合は生成
ssh-keygen -t rsa -b 4096 -f ~/.ssh/id_rsa公開鍵(id_rsa.pub)をGitHub / GitLab に登録してください。
原因4: リモートリポジトリの URL が不正
# リモートリポジトリを確認
git remote -v
# URL が間違っている場合は修正
git remote set-url origin https://github.com/username/repo.git:::warning HTTPS URL を使用する場合、Personal Access Token (PAT) が必要です。GitHub の Settings → Developer settings で生成できます。 :::
Q4: 拡張機能が読み込まれない(プラグイン機能が使えない)
症状
- Antigravity Marketplace で拡張機能をインストールしたのに反映されない
- プラグイン一覧が表示されない
- インストール後、エラーメッセージが表示される
原因と解決策
原因1: 拡張機能フォルダが見つからない
Antigravity の拡張機能は、特定のディレクトリに保存されます。フォルダが存在するか確認してください:
# macOS/Linux
ls -la ~/.config/antigravity/extensions
# Windows
dir "%APPDATA%\Antigravity\extensions"フォルダが存在しない場合は作成してください:
# macOS/Linux
mkdir -p ~/.config/antigravity/extensions
# Windows (PowerShell)
New-Item -ItemType Directory -Path "$env:APPDATA\Antigravity\extensions" -Force原因2: 拡張機能の依存関係が不足
拡張機能によっては、追加のパッケージが必要な場合があります。拡張機能のドキュメントを確認し、必要なパッケージをインストールしてください:
# 例: Python 拡張機能の場合
pip install -r ~/.config/antigravity/extensions/plugin-name/requirements.txt原因3: キャッシュが古い
拡張機能のキャッシュが古い可能性があります。キャッシュをクリアして再起動してください:
# キャッシュ削除
rm -rf ~/.config/antigravity/cache
# Antigravity を再起動
claude-codeQ5: ターミナルが応答しない(フリーズ状態)
症状
- Antigravity ターミナルで長時間コマンド実行後、応答がなくなる
- コマンド出力が途中で止まっている
- Ctrl+C が効かない
原因と解決策
原因1: メモリ不足
大規模なプロジェクトでのビルド処理など、メモリを大量に消費する操作でフリーズすることがあります。
システムのメモリ使用状況を確認してください:
# macOS/Linux
top -l 1 | grep "PhysMem"
# Windows (PowerShell)
Get-ComputerInfo | Select-Object CsTotalPhysicalMemory, OsAvailablePhysicalMemoryメモリが不足している場合は、以下の方法を試してください:
- 不要なプロセスを終了する
- ブラウザのタブを閉じる
- Node.js のヒープサイズを増やす
NODE_OPTIONS="--max-old-space-size=4096" claude-code原因2: 無限ループまたはデッドロック
スクリプト実行中にフリーズした場合、Ctrl+C で中断してください。複数回押す必要がある場合もあります:
Ctrl+C Ctrl+C Ctrl+C
それでも応答しない場合は、別のターミナルから Antigravity プロセスを強制終了してください:
# macOS/Linux
ps aux | grep claude-code
kill -9 <PID>
# Windows (PowerShell)
Get-Process | Where-Object {$_.Name -like "*claude*"} | Stop-Process -Force原因3: ネットワークタイムアウト
API呼び出しやファイル転送中にネットワークが不安定になると、タイムアウトでフリーズすることがあります。タイムアウト時間を増やしてください:
# Antigravity 設定ファイルを編集
# ~/.config/antigravity/config.json または ~/.antigravity/config.json
{
"network": {
"timeout": 60000, // 60秒
"retries": 3
}
}:::tip 設定ファイルがない場合は、手動で作成して上記の内容を追加してください。 :::
Q6: ワークスペースが開けない / プロジェクト読み込み失敗
症状
- 「Failed to load workspace」エラーが表示される
- プロジェクトを選択しても開かない
- ワークスペースの一覧が空で何も表示されない
原因と解決策
原因1: プロジェクトパスが不正
Antigravity は、相対パスではなく 絶対パス を使用してプロジェクトを開く必要があります。
# 相対パスで開く場合(エラー)
claude-code ./my-project
# 絶対パスで開く場合(正常)
claude-code /Users/username/path/to/my-project原因2: プロジェクトディレクトリの構造が不正
Antigravity が認識するプロジェクト構造を確認してください。最小限は以下が必要です:
my-project/
├── package.json
├── src/
└── .git/ (Git 統合を使う場合)
package.json がない場合は、作成してください:
cd /path/to/my-project
npm init -y原因3: ファイルのアクセス権限がない
プロジェクトディレクトリの読み取り権限が不足していないか確認してください:
# ディレクトリの権限を確認
ls -ld /path/to/my-project
# 権限がない場合は付与
chmod 755 /path/to/my-project原因4: ワークスペース設定ファイルの破損
Antigravity の設定ファイルが破損している可能性があります。設定をリセットしてください:
# 設定ファイルを削除(バックアップを取ってから)
cp -r ~/.config/antigravity ~/.config/antigravity.backup
rm -rf ~/.config/antigravity
# Antigravity を再起動して初期設定を再構成
claude-codeQ7: 自動補完が遅い / 動作しない
症状
- コード入力時に自動補完が表示されない
- 補完が表示されるまで数秒待つ必要がある
- 日本語入力時に補完が機能しない
原因と解決策
原因1: LSP(Language Server Protocol)が起動していない
自動補完は LSP の起動に依存しています。LSP が正常に起動しているか確認してください:
# Antigravity ログを確認
tail -f ~/.config/antigravity/logs/app.log
# "LSP initialized" というログが表示されているか確認LSP が起動していない場合は、言語サーバーをインストールしてください:
# JavaScript/TypeScript
npm install -g typescript typescript-language-server
# Python
pip install python-lsp-server
# Go
go install golang.org/x/tools/gopls@latest原因2: インデックスが未生成
初回起動時は、プロジェクトのコード解析にやや時間がかかります。数分待ってから再度試してください。
原因3: メモリ不足
大規模プロジェクトでの自動補完はメモリを消費します。ヒープサイズを増やしてください:
NODE_OPTIONS="--max-old-space-size=2048" claude-code原因4: 言語設定の問題
使用している言語が Antigravity で対応していないか、言語設定が正しくない可能性があります。
# ~/.config/antigravity/config.json で言語を指定
{
"languages": {
"javascript": { "enabled": true },
"typescript": { "enabled": true },
"python": { "enabled": true }
}
}:::info Antigravity が対応している言語は公式ドキュメントで確認できます。対応していない言語の場合、拡張機能での対応を検討してください。 :::
原因5: 日本語入力システムの競合
macOS で日本語入力時に補完が無効になる場合があります。以下の設定を試してください:
# ~/.config/antigravity/config.json
{
"editor": {
"imePreeditStyle": "underline",
"imeAutoHide": true
}
}まとめ
Antigravity のセットアップエラーは、ほとんどの場合が以下の原因に該当します:
| エラータイプ | 主な原因 | 解決策 |
|---|---|---|
| 起動しない | キャッシュ破損、Node.js バージョン、ポート競合 | キャッシュ削除、Node.js アップグレード、ポート変更 |
| 接続エラー | 環境変数未設定、API キー無効 | .env.local に認証情報を設定 |
| Git 統合不可 | リポジトリ未初期化、認証情報未設定 | git init、SSH キー登録 |
| 拡張機能エラー | 依存関係不足、キャッシュ古い | 必要なパッケージをインストール、キャッシュ削除 |
| ターミナルフリーズ | メモリ不足、無限ループ | メモリ確保、プロセス強制終了 |
| ワークスペース開けない | パス不正、権限不足 | 絶対パス使用、権限確認 |
| 補完遅い | LSP 未起動、インデックス未生成 | 言語サーバーインストール、メモリ増加 |
それでも解決しない場合は、公式サポート(support@antigravitylab.net)に連絡するか、Antigravity コミュニティ(Discord / GitHub Discussions)で質問してください。