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連携・プラグイン/2026-05-23上級

Apple Search Ads Campaign Management API × Antigravity Agent でキーワード入札を自律調整する実装メモ

ASA Campaign Management API と Antigravity のサブエージェントを組み合わせ、個人開発の壁紙アプリでキーワード入札を自律調整した実装記録。JWT認証、ROAS/CPIに基づくポリシー、Crashlytics連動の安全弁まで。

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プレミアム記事

アーティスト・クリエイターの廣川政樹です。2014年から個人で iOS アプリを作り続けてきて、累計5,000万ダウンロードを超えた頃から、Apple Search Ads(ASA)の運用が静かに重くなっていました。手動でキーワード入札を眺めて止める/伸ばすを判断する作業は、平日朝の30分を確実に奪っていきます。これを Antigravity のサブエージェントに任せられないかと、3週間ほど実装と運用を試した記録を残しておきます。

結論を先に書くと、ASA Campaign Management API は意外と素直で、Antigravity の Agent View からスクリプト型のサブエージェントを呼ぶだけで、入札の8割は自律判断に置き換えられました。ただし「自律」と「暴走」の境目は薄いので、Crashlytics 側のクラッシュ率を見て自動停止する安全弁を組み込むまで、本番には入れない方が良いというのが私の所感です。

ASA Campaign Management API に手を出すまでに通った道

最初に Apple Search Ads を有効化したのは2019年で、当時は管理画面のみでキーワードを足したり止めたりしていました。アプリ数が増え、AdMob 側の eCPM と ASA 側の CPI を週次で照らし合わせて手で計算する状況になると、毎週の判断遅れがそのまま無駄な入札に変わります。

API 自体は数年前から提供されていましたが、トークンの取り回しが面倒で、asa-tools のような既存ツールに頼っていました。Antigravity の Browser Agent と Background Agent を別記事で書いた頃から、「もしや、エージェントが定期的にレポートを読みに行って判断するだけで足りるのでは」と考え直し、自前のサブエージェントを書き始めました。

このときに自分に課したルールは2つです。1つは「人間が朝に必ず確認する」こと、もう1つは「異常時は人間より先にエージェントが止める」こと。個人開発でエージェントを動かすときは、止める判断のほうを優先するというのが、5,000万 DL 規模を一人で見てきて辿り着いた感覚です。

ASA を Antigravity に任せる前に整える3つの前提

エージェントを動かす前に整えておくと、後の事故が大きく減ります。

  1. キーワードを「テーマ別キャンペーン」に整理する — 1キャンペーンに無関係なキーワードを混ぜると、エージェントが判断材料を取りづらくなります。私は「壁紙系」「癒し系」「引き寄せ系」という主要3テーマで分けています。
  2. コンバージョン定義を明確にする — ASA は「インストール」を計測しますが、本当の評価軸は Day1 / Day7 リテンションと AdMob 収益、課金率です。Firebase 側で asa_install イベントを別に張り、AdMob 収益と紐づける必要があります。
  3. API 鍵を Antigravity が触らないところに置く — Antigravity のサブエージェントは、api_token を生成する短命プロセスとは別に走らせ、鍵そのものはローカルの Keychain か 1Password CLI に寄せます。鍵を Agent のコンテキストに渡さないことが、後述の安全弁よりも大事です。

この3つが整っていない状態でエージェントを走らせると、無関係なキーワードに過剰入札したり、低 LTV のキーワードを伸ばしてしまうケースが起きやすいです。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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この記事で得られること
ASA Campaign Management API の JWT 認証とトークン自動更新を Antigravity サブエージェントで安定化する具体実装
ROAS と CPI を見ながらキーワード入札を自動調整するポリシー設計(停止 / 減額 / 増額の判断軸)
Crashlytics 連動で品質低下時に入札を自動停止する安全弁の設計と、個人開発で続けられる運用フォーマット
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