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◉ Antigravity 基本/2026-06-19上級

同じエージェントハーネスを共有する時代 — CLI・デスクトップ・SDK で挙動を揃える設計

Antigravity の CLI・デスクトップ・SDK が同じエージェントハーネスを共有するようになった今、面ごとに挙動が揃う前提と揃わない要因を切り分け、スモークテストとバージョン追従の手順で挙動を一致させる設計をまとめました。

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✦ プレミアム記事

Antigravity CLI が Gemini CLI の後継として一本化されたとき、公式の説明で一つ気になった点があります。Antigravity CLI はデスクトップ版と同じエージェントハーネスを共有するため、コアエージェントの改善がどの利用面にも自動で反映される、という記述です。

これは便利な一方で、設計者の側からは新しい注意が要る変化でもあります。私自身、デスクトップで対話的に試したワークフローを CLI の定期実行に載せ替えることが多いので、「どこまで同じ挙動を期待してよいのか」を整理しておく必要がありました。ここでは、共有ハーネス時代に CLI・デスクトップ・SDK の挙動を揃えるための考え方をまとめます。

「同じハーネスを共有する」が意味すること

エージェントハーネスとは、ざっくり言えば「エージェントがどう考え、ツールをどう呼び、結果をどう判断するか」という中核の振る舞いです。これが CLI・デスクトップ・SDK で共通になる、というのが今回の変化の核心です。

つまり、デスクトップで観察したエージェントの判断の癖は、原則として CLI でも同じように現れます。逆に言えば、デスクトップで確認できた挙動を、ある程度は CLI の自動実行に持ち込めるということです。

ただし「原則として」が曲者です。共有されているのは中核の振る舞いであって、それを取り巻く環境までは同じではありません。ここを混同すると、デスクトップで動いたのに CLI では落ちる、という事態を招きます。

利点は「一箇所の改善が全面に効く」こと

共有ハーネスの最大の利点は、コアの改善がどの利用面にも自動で届くことです。以前のように「CLI だけ古い挙動のまま取り残される」という分岐が起きにくくなります。

私の運用でこれが効くのは、対話で詰めたプロンプトの組み立て方を、そのまま定期実行へ移すときです。デスクトップでエージェントの応答傾向を確かめ、その学びを CLI のスケジュールタスクに反映する。中核が共通なら、この移し替えの目減りが小さくなります。

学習と本番運用の面が違っても、土台が同じなら知見が無駄になりにくい。これは個人開発のように、試行と運用を一人で行き来する立場にはありがたい性質です。

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この記事で得られること
✦共有ハーネスで「揃う部分」と環境差で「揃わない部分」を切り分ける考え方
✦面をまたいで挙動の同一性を確かめる軽量スモークテストの作り方
✦コア改善が全面に自動反映される時代のバージョン追従を習慣化する3手順
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