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Antigravity 基本/2026-05-23中級

Antigravity CLI(agy)へ寄せる:6月18日の Gemini CLI 停止までに、既存スクリプトを止めずに移す実装ノート

Google Antigravity CLI(agy)の最短セットアップ、Gemini CLI からの無停止移行、互換シムの組み方、Pro と Ultra のコスト損益分岐、予約メッセージで定期作業を回す方法までを、実際に手元のリポジトリで移し替えた感覚で整理しました。

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2026 年 6 月 18 日。この日付を手帳に書いてからずっと、頭の片隅で小さく時計が鳴り続けています。個人向けの Gemini CLI / Code Assist IDE 拡張がこの日に提供終了となり、私が毎朝走らせている自動化スクリプトの土台が、そのままでは動かなくなるからです。

agy という短いコマンド名でターミナルから Antigravity 2.0 を呼ぶ新しい TUI(Antigravity CLI)は、その移行先として用意されたものです。ただ Gemini CLI の流れを汲みながらも、認証もコマンド体系も設定ファイルの場所も別物になっていて、最初に触ったときは何度か手を止めて読み直しました。

ここでは、どのアプリを入れるのか、認証をどう通すのか、そして一番大事な「6 月 18 日までに、止められない既存スクリプトをどう寄せるか」を、個人開発で複数リポジトリを並行運用してきた立場から順に書き出していきます。締切がある移行は、最後の一週間に慌てて壊すのではなく、二週間前に静かに地ならししておくのが私自身のやり方です。

Antigravity 2.0 と Antigravity IDE のどちらを入れるか

agy は単体のバイナリですが、CLI を動かす前段で Antigravity 側の認証を通しておく必要があります。ここで自分は何が必要なのかを意識しないと、間違ったアプリを入れて時間を溶かします。

二系統に分かれます。

  • Antigravity 2.0:複数のローカルエージェントを並列で監督する「司令塔」アプリ。プロジェクトごとに会話をまとめ、ワークスペース横断の操作や予約メッセージで定期作業を組めます。Chrome DevTools for agents もここにバンドルされています。
  • Antigravity IDE:エージェントマネージャーとアーティファクトを内包した、コードベースを深く読みにいくエージェント型 IDE。読みと書きが一体になった作業空間です。

v1.0 から続いている感覚でつい Antigravity 2.0 を選ぶと、IDE ではなくエージェント管理用のデスクトップアプリが入ります。これは IDE ではないぞ、と気づくまで自分も 5 分ほどかかりました。CLI から本格的にコードを動かす予定なら、まず Antigravity IDE を入れて認証を通すのが素直です。Antigravity 2.0 が要るのは、複数エージェントを並走させるフェーズに入ってからで構いません。

agy のインストールと、最初に固めておく設定

macOS なら公式ドキュメントどおり、curl の一行で済みます。

curl -fsSL https://antigravity.google/cli/install.sh | bash

シェルを開き直して agy を叩くと、初回はテーマと認証の設定が走ります。個人 Google アカウントなら OAuth を選び、表示されたリンクをブラウザで開いて認可。データ提供の利用規約に答えた時点で完了です。Gemini CLI と違って、API キーを .env に書く必要はありません。

設定ファイルは ~/.gemini/antigravity-cli/settings.json に作られます。起動中に /config/settings で GUI 的に編集できますが、私は最初に次の形まで一気に固めてしまいます。あとから一つずつ直すより、初日に「事故らない初期値」を置く方が結果的に速いと感じています。

{
  "colorScheme": "tokyo night",
  "editor": "vim",
  "enableTerminalSandbox": true,
  "model": "Gemini 3.5 Flash (High)",
  "notifications": true,
  "permissions": {
    "allow": ["command(git)", "command(npm test)", "command(npm run build)"],
    "deny": ["command(rm -rf)", "command(git push --force)"]
  },
  "runningLightSpeed": "fast",
  "trustedWorkspaces": []
}

permissions.denyrm -rfgit push --force を入れているのは、個人開発で公開中のアプリのリポジトリを agy から触ることがあるからです。App Store と Google Play に出ているコードは、エージェントの一手で取り返しがつかなくなる場面が現実にあります。許可は最小から始めて、必要になったら足す。これだけで事故の母数がはっきり減ります。

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6月18日の Gemini CLI 停止までに、既存の自動化スクリプトを1行も止めずに agy へ寄せる互換シムの実装
Pro($20/月)と AI Ultra($100/月・上限5倍)の損益分岐を、自分の月間タスク量から逆算する判断軸
権限設計(request-review / always-proceed / strict)と予約メッセージで、定期作業を安全に自動化する具体手順
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