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⚙ AIツール/2026-11-02初級

任意ファイルを 20MB まで渡せるようになった日に、エージェントへ渡すものと渡さないものを線引きしました

Antigravity アプリ v2.28.0 で任意ファイルを 20MB まで添付できるようになりました。渡してよいもの・渡す前に加工するもの・渡さないものを3つの問いで線引きします。

Antigravity411ファイル添付v2.28.0セキュリティ15初心者12

「20MB まで添付できる」と聞いて、真っ先に浮かんだのは、デスクトップに溜まった書き出しファイルの山でした。ストアのレビューを落とした表、アクセス解析の出力、設定ファイルの控え。どれも「ドラッグすれば済む」と手が動きかけて、そこで止まりました。

渡せることと、渡してよいことは別の話です。

ここからは、Antigravity アプリ v2.28.0 で入った任意ファイルの添付(上限 20MB)について、私が自分の作業で使っている線引きをお伝えします。公式の更新履歴で確認できるのは「任意のファイルを 20MB まで添付できる」という点までです。ファイル形式ごとの読み取り精度までは確かめておりませんので、そこは推測で書かないことにします。

まず確認できていること、できていないこと

v2.28.0(2026年10月27日)の更新で、次の3つが同時に入りました。

項目内容この記事での扱い
任意ファイルの添付上限 20MB本題
組み込みブラウザサイドパネルで開く触れない
PDF ビューアアプリ内で PDF を表示触れない

続く v2.28.1 では、サードパーティ製ツールを使うときの注意表示が加わっています。これは「外部のものが絡むと確認が入る」という方向の変更で、添付の話とは別ですが、設計の向きは同じだと受け取りました。

渡す前に3つの問いを置きます

添付ボタンを押す前に、次の3つだけ自分に聞いています。

1. そのファイルは、誰かの個人情報や鍵を含んでいないか。 メールアドレスの一覧、注文の履歴、ログに紛れた認証トークン。中身は目視では分かりにくく、CSV の100行目に混じっていることもあります。

2. 渡す範囲は、頼みたい作業に必要な分だけか。 全件ではなく、再現に足る数十行で足りる場合がほとんどです。

3. 渡した結果を、私が検算できるか。 集計をエージェントに任せるなら、答えの一部を手元で数え直せる状態にしておきます。数え直せないファイルは、渡しても使いどころがありません。

私の手元で実際に迷うのは、アプリのレビュー書き出しです

個人で壁紙アプリを開発していると、ストアのレビューを多言語でまとめて書き出す機会が定期的にあります。内容は感想や要望が中心ですが、返信用に控えた投稿者名や、本文に自分から書かれた連絡先が混じる行もあります。

エージェントに「要望を種類別に数えてほしい」と頼みたい場面は多く、20MB の上限なら全件でも収まるでしょう。それでも私は、要望の本文と評価の列だけを残して渡します。数えるのに必要なのは本文と評価だけで、名前や連絡先は一文字も要らないからです。

渡してよいもの・加工してから渡すもの・渡さないもの

3つの問いに当てはめると、おおむね次の3段に分かれます。

区分例扱い
そのまま渡す公開済みの仕様書、自分で書いた設計メモ、エラー画面のスクリーンショット問いの1〜3を満たすので添付します
加工してから渡すレビューの書き出し、アクセスログ、解析のエクスポート個人を特定できる列を落とし、行数を絞ります
渡さない環境変数のファイル、秘密鍵、決済の明細、顧客の連絡先添付せず、構造だけを文章で伝えます

「渡さない」に入れたものは、中身ではなく形を言葉にします。たとえば「3列で、1列目が日付、2列目が数値、3列目が文字列」と書けば、エージェントはほぼ同じ形のダミーを作れます。

加工は、手元の数行で済ませます

加工が必要なファイルは、渡す前にコマンド一つで落としています。たとえば CSV から個人を特定する列を外し、先頭 50 行だけを別名で保存する場合です。

# 何を解決するか: 元のファイルを触らず、共有用の縮小版を作る
cut -d',' -f1,3,4 reviews_export.csv | head -n 51 > reviews_for_agent.csv
wc -c reviews_for_agent.csv   # 20MB に遠く及ばないことも確認

なぜこう書くか。元のファイルを上書きしないこと、列番号で「残すもの」を明示すること、最後に容量を見て安心すること。この3つを1回の操作に収めたかったからです。列の区切りに引用符で囲んだカンマが含まれる CSV では cut がずれますので、その場合は別の方法で列を選んでください。

失敗から引いた線引き

書き出したままのファイルを開いてみたら、右端の列にメールアドレスがずらりと並んでいた——運用を続けていれば、そういう場面は珍しくありません。そのまま添付していたらと想像すると、胃のあたりが冷たくなります。

渡す前の「開いて眺める10秒」は、いまも省かないようにしています。

頼む前に開いて、渡す分だけを手元で切り出します。 上限が 20MB に広がったいまは、この一手の価値のほうが大きくなったと感じています。

次の一歩

まずは、直近で添付してみたいと思っているファイルを一つ選び、先ほどの3つの問いに当てはめてみてください。一つでも「いいえ」があれば、加工してから渡す側へ。私もこの順番で運用を続けるつもりです。

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