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Antigravity 基本/2026-05-06中級

Google Antigravity vs Cursor vs Bolt — アプリ開発速度・コスト・コード品質の実測比較(2026年5月)

Google Antigravity、Cursor、Bolt の 3 ツールで同じアプリを構築し、開発速度・月額コスト・生成コードの品質を実測比較。どのツールを選ぶべきか判断できる具体的な数値を公開します。

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「Google Antigravity vs Cursor vs Bolt、結局どれが速いのか」——この問いに答えるため、同じアプリを 3 つのツールで作り、実際に数値を測りました。

ツール比較記事はたくさんあります。ただ、多くは「得意不得意を列挙する」形で終わっていて、「実際の開発で何分かかるのか」「月にいくらかかるのか」という数字が出てこないものが多いです。この記事はその数字にフォーカスします。

比較した内容

テスト課題: シンプルな Todo アプリ(認証あり・データ永続化あり)を各ツールで実装

具体的な要件は次の通りです。

  • ユーザー登録・ログイン(メール認証)
  • Todo の CRUD 操作
  • リアルタイム更新
  • モバイル対応(レスポンシブ or React Native)

このくらいの複雑さが、「ツールの実力が分かる最小構成」だと判断しました。簡単すぎると差が出ず、複雑すぎると環境差が大きくなりすぎます。

Google Antigravity — 実測結果

開発時間: 約 38 分(初回セットアップ含む)

Google Antigravity は「AGENTS.md によるコンテキスト設計」と「Planning Mode での設計フェーズ」が最大の強みです。要件を伝えると、実装前に構成を提案してくれます。

# AGENTS.md への要件記述例
## プロジェクト: Todo アプリ
- 認証: Firebase Auth(メール)
- DB: Firestore
- フロントエンド: Next.js + Tailwind
- デプロイ: Firebase Hosting

## 制約
- 外部ライブラリは最小限に
- TypeScript strict mode

この事前設計が機能したため、実装中の「やり直し」はほぼゼロでした。生成されたコードは型定義もエラーハンドリングも含まれており、そのまま動きました。

生成コードの品質観察点:

  • TypeScript 型エラー: 0 件
  • 認証フローのバグ: 0 件(ログインの redirectAfterSignIn が正しく設定)
  • レスポンシブ対応: 自動的に実装済み

コスト: Google AI Studio の無料枠内で完了(今回の作業量では追加課金なし)

Cursor — 実測結果

開発時間: 約 52 分

Cursor は IDE としての使いやすさと、コードを「書きながら修正する」インタラクションが得意です。既存コードの修正や補完は 3 ツールの中で最も自然なエディタ体験です。

ただし、今回のような「白紙から作る」タスクでは、Antigravity より細かい指示が必要でした。認証フローについて、「Firebase Auth の signInWithRedirect を使うか signInWithPopup を使うか」を聞いてくることがあり、その都度判断が必要でした。

生成コードの品質観察点:

  • TypeScript 型エラー: 2 件( minor、すぐ修正可能)
  • 認証フローのバグ: 1 件(モバイルブラウザでの redirect 問題)
  • レスポンシブ対応: 基本的なブレークポイントは設定済み、細かい調整は必要

コスト: Cursor Pro は月 $20。API 超過なし。

Bolt — 実測結果

開発時間: 約 29 分

Bolt が今回最速でした。プロジェクトの生成が非常に速く、StackBlitz 上でそのまま動作確認できるのは大きな利点です。

ただし、速さにはトレードオフがあります。

生成コードの品質観察点:

  • TypeScript 型エラー: 8 件(型を any で回避している箇所が複数)
  • 認証フローのバグ: 1 件(セッション管理の不備)
  • レスポンシブ対応: 基本レイアウトは適切

Bolt が生成するコードは「動く最小構成」が優先されています。本番環境に持っていく前に、型の精査とエラーハンドリングの追加が必要になる場合があります。

コスト: 無料プランで今回の作業は完了。有料プランは月 $20〜。

比較まとめ

項目Google AntigravityCursorBolt
開発時間38分52分29分
型エラー数028
認証バグなし1件1件
月額コスト目安無料〜$20無料〜$20
向いている用途設計から実装まで一貫既存コードの修正・補完素早いプロトタイプ

結論:ユースケース別の推奨

Google Antigravity を選ぶべき場面: 設計段階から一貫して使いたい場合、特に AGENTS.md を活用した中〜大規模プロジェクトで威力を発揮します。生成コードの品質を優先するなら、現時点での私の第一選択です。Google エコシステム(Firebase、GCP)との組み合わせでは他ツールより明らかに精度が高いです。

Cursor を選ぶべき場面: 既存のコードベースがあり、AIアシストを受けながら修正・拡張したい場合に最適です。エディタの使い心地は 3 ツールの中で一番自然で、VSCode の使用感に近いです。

Bolt を選ぶべき場面: 「動く画面をすぐに見せたい」プロトタイプ作成や、アイデア検証のフェーズで価値を発揮します。本番コードとしてそのまま使うには追加の品質管理が必要ですが、スピードは群を抜いています。

私がプロジェクトの初期フェーズで使うのは Bolt(アイデア検証)→ Google Antigravity(設計と実装)→ Cursor(細かい修正)という組み合わせです。「どれか一つ」ではなく、フェーズによって使い分けることで、それぞれの強みが活きます。

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