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◉ Antigravity 基本/2026-08-23上級

Remote Control をホスト機に入れる判断は、daemon の生存条件と遮断経路で決まります

Antigravity 2.0 の Remote Control を有効にする前に確かめておく点を、headless daemon の OS ごとの挙動、二重になっているサインアウト経路、ホスト機の読み取り面の棚卸しという三つの角度から整理します。

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夜のうちに走らせておいた作業がどうなったか、翌朝に外出先のブラウザから覗けるようになりました。長く走る作業を持っている人間にとって、これは素直に嬉しい変化です。

ただ、有効化のトグルに手を伸ばす前に一度止まりました。公式ドキュメントに、こう書かれていたからです。リモートから接続しても、ファイル・ワークスペース・ビルドツール・資格情報・環境変数へのアクセスは、ホスト機側にそのまま残ります。

つまり Remote Control で決めているのは「どこから操作するか」ではなく、「どのマシンを、ブラウザの向こう側から丸ごと使える状態にするか」です。手順そのものは4クリックで終わりますが、判断はそこにはありません。

有効化の手順より、ホスト機の選定が先に来ます

有効化自体は短い作業です。Cmd + ,(Windows と Linux は Ctrl + ,)または左サイドバー下部の Settings から設定を開き、Account セクションの Enable Remote Control をオンにします。あわせて workstation-primary のようなニックネームを付けておくと、インスタンス一覧でマシンを見分けられます。

ブラウザ側は、デスクトップと同じ Google アカウントでサインインし、インスタンス切替から対象のマシンを選ぶだけです。接続後は、進行中の会話の閲覧、新しいタスクの起動、実装プランのレビュー、アーティファクトの確認まで一通りできます。

なお本機能は現在も段階的に配信されており、Google AI Ultra プランが優先されると公式に案内されています。手元にトグルが出ていない場合は、まだ順番が来ていないだけの可能性があります。

手順が短い機能ほど、判断の重心は前工程に寄ります。私はこの機能について、入れ方ではなく「どのマシンに入れるか」だけを考えました。以下はその過程です。

ブラウザ側が担うのは操作面だけです

最初に境界をはっきりさせておきます。Remote Control で移動するのは操作面であって、実行環境ではありません。ビルドはホスト機で走り、ファイルはホスト機にあり、環境変数もホスト機のものが使われます。

この設計自体は好ましいものです。外出先の端末に鍵や環境変数を持ち出さずに済みますし、ネットワークが一時的に切れても、ホスト機がインターネットにつながっている限り、走っているバックグラウンドタスクやシェルコマンドは中断されません。ブラウザ側は自動で再接続を試みます。

一方で、同じ設計を裏返すとこうなります。ホスト機に置いてある資格情報は、ブラウザ越しの操作面から到達可能な範囲に入ります。移動していないからこそ、使える状態のまま残る、という言い方が正確です。

だからホスト機の選定は、性能や常時稼働のしやすさより先に、そのマシンが何を抱えているかで決まります。

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