ANTIGRAVITY LABEN
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Antigravity のおかげで、アプリ開発とサイト運営がここまで変わった

Antigravity開発体験個人開発体験談WindsurfIDE

私は普段、iPhone と Android のアプリを個人で開発しながら、4つの AI ナレッジベースサイト(Dolice Labs)を運営しています。

コーディングに費やす時間は1日の大半を占めるため、使う開発ツールの良し悪しは生産性に直結します。Antigravity(旧 Windsurf)に出会ってから、その生産性が大きく変わりました。

エディタ遍歴と Antigravity への移行

長年 Xcode と Android Studio を使いつつ、Web 開発では VS Code を愛用してきました。GitHub Copilot が登場した頃から AI アシスタント付きのエディタに興味を持ち、Cursor も試しました。

Antigravity を初めて使ったとき、「これは Cursor とは違うアプローチだな」と感じました。単なるコード補完ではなく、Cascade と呼ばれる AI エージェントがプロジェクト全体を理解したうえで提案をしてくれる。ファイルを跨いだリファクタリングや、コンテキストを踏まえたコード生成が自然にできる点に驚きました。

サイト運営での活躍

Antigravity Lab をはじめとする4サイトは、Next.js 16 + TypeScript + Cloudflare Workers という構成です。この技術スタックでの開発で Antigravity が特に力を発揮しています。

コンポーネント修正の連鎖対応 — たとえば PremiumPaywall.tsx の Price ID を更新するとき、関連する SupportClient.tsxMembershipCTA.tsxmembership/page.tsx も同時に変更が必要です。Antigravity は1つのファイルを変更すると、関連ファイルの変更も提案してくれます。4サイトで同じ構成を使っているため、1サイトの修正パターンを他の3サイトにも即座に適用できるのは本当に助かります。

CSS 変数の一括管理 — ダークモードとライトモードの両方に対応した CSS 変数を4サイト分管理するのは、手作業では見落としが避けられません。Antigravity のマルチファイル編集機能のおかげで、globals.css の色調整を全サイトに一貫して反映できるようになりました。

MDX 記事テンプレートの生成 — 新しいカテゴリの記事を追加するとき、フロントマターの形式、ファイルパスの規約、カテゴリ ID との整合性など、細かいルールがあります。Antigravity はプロジェクトの構造を理解しているので、正しい形式のテンプレートを一発で生成してくれます。

アプリ開発での変化

本業のアプリ開発でも、Antigravity は欠かせない存在になりました。

Swift / Kotlin のコード生成 — iPhone アプリの Swift コードと Android アプリの Kotlin コードを、同じ機能仕様から並行して生成できます。以前は片方を書いてからもう片方に移植する作業に半日かかることもありましたが、今は1〜2時間で済みます。

バグの原因特定 — クラッシュログを貼り付けると、関連するコードの該当箇所を特定し、修正案まで提示してくれます。ログの読み解きからコード修正まで、一連の流れがエディタ内で完結するのは快適です。

リファクタリングの安心感 — 「この関数を分割したい」「この処理をユーティリティに抽出したい」といった構造変更も、影響範囲を把握したうえで提案してくれるので、壊す不安が大幅に減りました。

数字で見る変化

Antigravity を本格導入して約3週間の体感値です。

| | 導入前 | 導入後 | |---|---|---| | 新機能の実装速度 | 1機能 / 2〜3日 | 1機能 / 半日〜1日 | | バグ修正のターンアラウンド | 1〜3時間 | 15〜30分 | | 4サイトへの共通修正 | 1サイト30分 × 4 | 全4サイトで30分 | | コードレビューの品質 | 目視確認のみ | AI + 目視の二重チェック |

特に「4サイトへの共通修正」の効率化は劇的でした。以前は OGP 設定の修正だけで半日かかることもありましたが、今は1サイト分の修正を作って、残り3サイトへの展開を Antigravity に任せることで、30分で完了します。

気づいた注意点

もちろん、万能ではありません。

既存コードの文脈を見落とすことがある — 大規模なプロジェクトでは、AI が参照するコンテキストの範囲に限界があります。特にサイト間で微妙に異なる設定値(GA ID、Stripe Price ID、カラーパレットなど)は、手動で最終確認する習慣が必要です。

提案を鵜呑みにしない — コード生成は高品質ですが、ビジネスロジックの妥当性は人間が判断する必要があります。「動くコード」と「正しいコード」は別物です。

バージョン管理との併用が重要 — AI の提案を適用する前に、必ず Git でコミットポイントを作っておくこと。予期せぬ変更が入ったときにすぐ戻せるようにしておくのは基本ですが、AI ツールを使うときは特に重要です。

これから

Antigravity はアップデートのたびに進化していて、最近の Cascade のマルチファイル対応やコンテキスト理解の向上には目を見張るものがあります。

個人開発者にとって、AI コーディングツールは「あると便利」から「なくてはならない」存在に変わりつつあると感じています。特に、複数プロジェクトを並行して進めている方や、同じ構成のサイトを複数運営している方には、Antigravity の恩恵を強く実感できるはずです。

もし VS Code や Cursor をお使いで、もう一段階上の AI アシスト体験を求めているなら、ぜひ一度 Antigravity を試してみてください。移行コストは驚くほど低く、VS Code の拡張機能もそのまま使えます。